仕入れ～七山へ

うつわ青文字第6回企画展『秋のコーヒーカップ・マグカップ展』を開催します。

会期：2016.9/1(木)～9/11(日)　10～17時 (期間中は無休です)

※常設の作家さんに、この企画展から新しくお取引開始する若手作家さんを加えて、9人の作家さんのカップ約180点を展示します。

先週の店休日の22日(月)に、カップ展の仕入れに七山に行ってきました。

私の故郷でもあります佐賀県七山村、いまは唐津市七山ですが、周りを山に囲まれ、旧名「七山村」がぴったりの田舎です。

その七山村でも山の上の方、馬川(まのかわ)というところで20年くらい前に窯を開いて作陶を続けておられるのが「陶ぼう 空」の府川和泉さんです。4ヶ月前に行ったときはなかった屋根付き通路が、工房から窯場の間にできていました。これで雨を気にせず仕事ができるようになって、ずいぶん楽になったそうです。

登り窯です。
薪もたくさん。次の窯焚きは年末？長年茶道をされている府川さん、いつもおいしいお茶を点ててくれます。

器は三島唐津の夏茶碗です。

「陶ぼう 空」から、そう遠くない距離のところに、サギソウで有名な樫原湿原があります。七山村の村の花にもなっているサギソウを、47年ぶりに見たくなって、府川さんも一緒に見に行きました♪

47年前の高校生の夏休みに訪れたことがあります。昔からサギソウで有名ではありましたが、そんなに訪れる人もなく、ほんとにちょっとした駐車場があるだけだったと思います。湿原を守るため、いまは駐車場は湿原から少し離れた場所に移っていました。「樫原湿原を守る会」にも4人ほどの人が見えました。募金箱があったので募金してきました。
左が私、右が府川和泉さんです。
樫原湿原は、唐津市七山池原字樫原の海抜591ｍの所にあります。空気が澄んで空の青さが違います。パンフレットによると、昭和51年に「佐賀県自然環境保全地域」に指定され、平成13年に「日本の重要湿地500」に選定されたそうです。

上の写真ではわかりませんが、早速サギソウやサワギキョウがたくさん見えて興奮しました♪
ピンボケ写真ばかりで上手く撮れませんでしたが、サギソウです。七山村の村花になっています。
サワギキョウ。
サワギキョウとマアザミ。水面に浮かんでいるのはヒツジグサ。ヒツジグサはスイレン科の浮葉植物で、未(ヒツジ)の刻(午後2時)に開花することからついた名前だそうです。守る会の方はさすがによく観察されていて、いまの時間向こうの湿地に一つだけ咲いていますよ、と教えてくれました(^^)v
マアザミの蕾。湿地特有のアザミのようです。茎がすうっと長く伸びていて、茎につく葉は極々小さく、ため息の出る美しさです。本来は花首がキセルの形に曲がっていることから、キセルアザミの別名もあるそうですが、不思議なことに、樫原湿原のマアザミはみんな揃ってまっすぐ上を向いているのだそうです。守る会の人も曲がった姿を見たことがないとおっしゃっていました。みんな揃って、絶対曲がらないへそ曲がり？のようです(^^ゞ
上品な色と姿のツルリンドウです。楚々として愛らしい花です。
47年ぶり、高校生のとき以来の樫原湿原で、ちょっとウキウキしすぎてしまいました(^^ゞ
七山行きの目的は、カップの仕入れでした(^^)とりあえず、1点紹介します。三島唐津のカップ　価格 3000円(税込)

＊9/1(木)～9/11(日)　秋のコーヒーカップ・マグカップ展　(期間中は無休です)

うつわとカフェ青文字　～　営業日：木金土日　週4日　10～17時